ペン画の描き方:初心者向け基本ガイド
pengamaru
はじめに
こんにちは、ペン画丸です。
ペン画は少ない道具で簡単に始められるアートです。
ここでは、ペン画を描く基本的な描き方を詳しく解説します。
ペン画の描き方:基本ガイド
1. モチーフ(題材)選び
モチーフ選びは、作品の基盤となる重要なステップです。絵を描く題材は様々ありますが、「これを描きたい」と思えるものを選ぶのが一番です。
- 花壇に咲いている花
- 愛らしいペット
- 美しい風景
- かっこいい車
自分が好きなものを描くことで、描く楽しさが増します。人物を描く場合は、相手に配慮が必要です。
初心者へのアドバイス
- シンプルなものから始める:リンゴや花、パン、簡単な風景など、形がシンプルなものをおすすめします。
- 写真を参考にする:実物を観察するのがベストですが、動きがある動物などは写真を利用すると良いです。
- 自然物から始める:動物、果物や野菜、木の実など、多少の形のずれが気にならない自然物から始めると良いでしょう。工業製品など正確に形が決まっているものは難易度が上がります。
2. 下描き
下描きなしでペンで描くことも可能ですが、より正確に描きたい場合は、全体の構図を決めて下描きします。基本は鉛筆で下描きをして、後で消しゴムで消します。
鉛筆の使い方
- 軽いタッチで描く:ペン入れの際に消しやすいように、あまり強く描かないようにします。
- ガイドラインを引く:モチーフの中心線や対称線を引くことで、バランスを取りやすくなります。
構図
- 構図を考える:3分割法、左右対称、中央、三角形に配置など様々な構図があります。
- 余白を意識する:モチーフの周りに余白を持たせることで、主題を引き立てる効果があります。
大まかな形を描く
- 基本形を捉える:モチーフの形を円や四角などの基本形に分解して描くと、全体のバランスが取りやすくなります。
- ディテールは後回し:最初は大まかな形を描き、後で細かい部分を追加していきます。
細部の下描き
細部を下描きします。
- 形に沿う線で:面の形に沿った線を描きます。そのタッチを参考にペン入れをします。
- 色や形の稜線:色や形の変わり目の線をかきます。
3. ペン入れ
ペン入れは、作品に命を吹き込む重要なプロセスです。好きなペンを使って描いてください。ボールペンでもOKです。
ペンの選択
- 万年筆:頻繁にインクを付ける必要がないため、長く描き続けることができます。(万年筆について)
- つけペン:色々なインクを使用できます。ペン先の種類も豊富で、様々なタッチを楽しめます。(つけペンについて)
- ボールペン:身近にあるペンで気軽に描けます。先端にインク溜まりができるので、マメに拭き取って描きます。(ボールペンについて)
- ミリペン:細かい線やディテールを描くのに適しています。0.05mmや0.1mm、0.3mmのペンを使うと良いでしょう。(ミリペンについて)
線の強弱
- 筆圧を変える:ペンを押し付ける強さを変えることで、線の太さを調整します。影になる部分は太く、光が当たる部分は細く描くと立体感が出ます。
- 重ね描き:同じ線を何度も重ねることで、濃さを調整できます。特に影の部分は、重ねることで深みが増します。
丁寧に描く
- あせらずに:ペン入れは慎重に行い、線を引く際には手首を固定して動かすと安定した線が引けます。
- 失敗を恐れない:失敗した場合でも、後で修正できる部分もあるので、気にせず進めましょう。
4. 仕上げ
線を重ねて仕上げる
線を重ねて形の細部、明暗、質感などを仕上げていきます。
ここでも大事なのは「よく観察する」ことです。
消しゴムで下描きを消す
鉛筆の下描きの影響でペンの仕上がりがわかりにくい場合があります。
ある程度ペン入れが進んだら、消しゴムをかけます。
- インクが完全に乾いてから:インクが乾いていないと、消しゴムでインクがにじむことがあるので注意が必要です。
- 優しく消す:強くこすらず優しく消すことで、紙を傷めずに下描きを消せます。強くこするとその後ペンを入れると線が太くなります。
必要に応じて描き加える
消しゴムをかけた後、ペンの仕上がりが不十分な場合があります。
さらに描き加えて仕上げていきます。
- よく観察する:モチーフをよく観察して丁寧に仕上げます。
5. 完成
サインを入れる
- 作品の一部として:サインは作品の一部として考え、目立たない場所に入れるか、作品のテーマに合わせた位置に入れます。
- 自分のスタイルを反映:サインのスタイルも自分らしさを表現する一部ですので、工夫してみてください。
おわりに
ペン画は、シンプルな道具で始められる魅力的なアートです。
基本的な技術を身につけることで、誰でも美しい作品を描くことができます。
最初は簡単なモチーフから始め、徐々に難易度を上げていくことで、スキルを向上させることができます。
描くことを楽しみながら、自分だけのスタイルを見つけてください。
失敗を恐れず、自由に表現することが大切です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、あなたのペン画の一助となれば幸いです。
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