静物

セレネの馬像のペン画の描き方

pengamaru

はじめに

こんにちは、ペン画丸といいます。ペン画を描いております。
今回はセレネの馬像(復刻)を描きました。
この記事では、のペン画の描き方を詳しく解説します。

ペン画はシンプルな道具で初心者も始めやすい一方で、非常に奥深い表現が可能なアートです。
この記事を通じて、基本的な技術やコツを学び、あなたも素敵なペン画やイラスト作品に役立てて下さい。

今回使用した道具

セレネの馬像とは

撮影場所:ルーブル彫刻美術館 三重県津市白山町

今回の題材はセレネの馬像(復刻)です。
この像は古代ギリシャのパルテノン神殿の破風の彫刻の1つです。
月の女神セレネの操る馬の1頭です。
セレネは馬車に乗り夜の空を駆け抜けて行きます。
この像は夜の空を駆け抜けた後、海に沈む瞬間を捉えています。
見開いた目、開いた口、広がった鼻のあな等、
仕事を終えた後の疲労の様子が、表現されています。

現在大英博物館で展示されています。
この像は復刻したものです。

下描き

枠線シートで形をとる

鉛筆で下描きを描いていきます。

今回はマス目の入ったクリアファイルで
形をとる方法で下描きします。

たてよこ2.5センチのマス目を描いた
クリアファイルを使います。

モチーフの画像をプリントアウトして
マス目クリアファイルの中に入れます。
今回はA4サイズにプリントアウトにしました。

マス目を描く

用紙に鉛筆でマス目を描きます

A4サイズのケント紙です

マス目で形をとる

マス目をつかって形をとります。
鉛筆で下描きを描いていきます。
まずは大まかなアタリを描きます。

細部を描く

アタリをもとに細部を描きます。

ペン入れ

輪郭を描く

ペンで描きます。
まず輪郭を描きます。

ベース描き

全体を軽く描いてから、細かく描き込んでいきます。

まず像の顔を描き始めます。
像の質感は点描で表現します。

口の中や、頭の下の首形の台座を描きます。

像の後ろの部分を描きます。

陰を加えます。
木製の台座の木目を鉛筆で下描きします。

描き込み

マス目に合わせて細部を描き込みます。
まずは目の上の頭から描きます。

目とその周りを描きます。

頭頂部と耳の部分をかきます。
たてがみも線の凹凸が見えるように描きます。

耳の下の部分を描きます。

目の下の顔の部分を描きます。
顔の筋肉など、細かい部分まで彫刻されています。

後ろを描き進めます。
破損している場所もかきます。

鼻の上の部分をかきます。

頭部を描き込みました。

木の台座を描きます。
木目を描きます。

台座に落ちる影を描きます。

消しゴムをかける

消しゴムをかけます。
紙を傷めないように軽い力で、一方向にかけます。

強くこすった場所は、その後ペンを入れるとき線が太くなります。
力を入れすぎないように注意します

仕上げ

木の台座を描き込みます。
木目を描きます。

木の台座の側面に線を加え暗くします。

台座に落ちる像の影を濃くします。

頬、鼻、口など全体を描き込み陰を描きます。

完成

最後に全体をチェックをして仕上げます。

完成です。サインを書きます。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
ペン画は、シンプルな道具で初心者も気軽に始められる一方で、非常に奥深い表現が可能です。

彫刻を描くのは難しいと感じるかもしれませんが、細かい点で像の質感を表現するコトもできます。

この記事を通じて、ペン画の楽しさと奥深さを感じていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、皆さんも自分だけのペン画作品に挑戦してみてください。

ABOUT ME
ペン画丸
ペン画丸
ペン画家
こんにちは。 ペン画丸といいます。 ペン画を描いております クローディア・ナイス著 「ペン&インク」という本をきっかけに、リアルなペン画に興味を持ちました。 ペン画は紙とペン(とインク)があれば気軽にはじめるコトができます。 ブログサイト「ペン画丸のペン画」で、ペン画の楽しさを広めていきたいです。
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