ゾウリエビのペン画の描き方
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はじめに
こんにちは、ペン画丸といいます。ペン画を描いております。
今回はゾウリエビ(標本)を描きました。
この記事では、ゾウリエビ(標本)のペン画の描き方を詳しく解説します。
ペン画はシンプルな道具で初心者も始めやすい一方で、非常に奥深い表現が可能なアートです。
この記事を通じて、基本的な技術やコツを学び、あなたも素敵なペン画やイラスト作品に役立てて下さい。
今回使用した道具
ゾウリエビとは
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今回の題材はゾウリエビ(標本)です。
ゾウリエビ(草履海老、学名:Parribacus japonicus)は、セミエビ科に分類されるエビの一種です。
南日本の浅い海に生息し、イセエビなどと同様に食用として漁獲されます。
特徴
- 体長: 成体は約15cmほどになります。
- 形状: 体は平たく、草履(ぞうり)のような形をしています。
- 体表: 厚く堅い外骨格に覆われ、顆粒状の突起と短い毛が生えています。
- 色: 体色は黒褐色、黄褐色、灰白色などの変異があり、まだら模様があります
トレース準備
プリントアウト
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今回はトレース台を使って描きます。
トレース台とは、光をかざして透かしてトレース(複写)するための道具です。
まず、描きたい画像をプリントアウトします。
今回ははがきサイズの用紙を使用しました。
作画用紙と合わせる
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作画用紙の下にプリントアウトした画像を敷きます。
ウラ側から光を当てて透かせてなぞり描きします。
この方法を使うことで、正確な輪郭を描くことができます。
ペン入れ
輪郭を描く
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ここからペンで描きます。
まずは輪郭を描きます。
殻や触覚のギザギザに注意して描きます。
影を描く
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台におちる影を描きます。
横方向に平行な線でかきます。
ゾウリエビに近い場所ほど影が暗くなります。
最も暗い場所は接地する脚や尾のそばです。
左の触角を描く
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ここからは細かい部分を丁寧に描き進めてい行きます。
まず前の部分から描きます。
このヒレのように見える部分は触角が変形したものです。
ゾウリエビの第2触角は特に特徴的で、第2節と第4節が板状に発達し、外縁にはノコギリ状の歯が並んでいます
触角の付け根を描く
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触角の付け根の部分を描きます。
左右の触角の付け根を描きます。
右の触角を描く
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次に右側の触角を描きます。
この外縁にノコギリ状の歯が並んでいます。この構造は、外敵から身を守るための防御手段として機能します。
触角は岩礁やサンゴ礁の間を移動する際にバランスを取るためにも使用されます。触角を使って岩にしがみつくことで、波や流れに対抗することができます。
殻を描く
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ここからはゾウリエビの体の殻を描いていきます。
この部分は「頭胸甲(とうきょうこう)」と呼ばれます。
これはエビやカニなどの甲殻類に共通する部分で、頭部と胸部が一体化した構造をしています。
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ゾウリエビの殻は細かい顆粒のような模様があります。
そのすきまは、短い毛でおおわれています。
日本字ペンのタッチはその独特な凹凸を描くのに効果的です。
細かいを凹凸のタッチや点描で描きます。
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ゾウリエビの頭胸甲(とうきょうこう)の横の部分は、8つのトゲの形をしています。
前から2番目と3番目の間が、少し隙間があります。
尾を描く
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尾の部分を描きます。
ゾウリエビの蛇腹のような部分は「腹節(ふくせつ)」と呼ばれます。
腹節は複数の節から成り、エビの腹部を構成しています。
この殻の表面も顆粒状の模様があり、頭胸甲(とうきょうこう)よりも粒が大きくなっています。
左右にトゲのような形をしています
尾の先の部分は「尾扇(びせん)」と呼ばれます。
尾扇は中央の尾節と左右に2対の尾肢から構成され、扇子のような形をしています。
目と模様を描き込む
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目を描きます。
元の標本とはちがい、黒い粒のような目を描きます。
殻の模様が濃き部分を描き込みます。
この模様は岩場でカモフラージュになります。
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完成
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脚のしま模様をかきます。
最後に全体をチェックをして仕上げます。
完成です。サインを書きます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ゾウリエビのペン画の描き方について、詳しく解説しました。
ペン画はシンプルな道具で初心者も始めやすい一方で、非常に奥深い表現が可能です。
今回のゾウリエビのように、自然界の生物を題材にすることで、さらにその魅力を引き出すことができます。
この記事を通じて、ペン画の楽しさと奥深さを感じていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、皆さんも自分だけのペン画やイラスト作品に挑戦してみてください。