シュトレンのペン画の描き方
はじめに
こんにちは、ペン画丸です。
今回は、ドイツの伝統的なお菓子「シュトレン」を題材にしたペン画の描き方をご紹介します。
この記事では、シュトレンのペン画を描く手順を詳しく説明します。
今回使用した道具
シュトレンとは
今回の題材はシュトレンです。
シュトレンは、ドイツの伝統的なクリスマスのお菓子です。
14世紀にザクセン州ドレスデンで発祥したとされています。シュトレンは、バターをたっぷり使った生地に、ラム酒に漬けたドライフルーツやナッツを練り込んだリッチな味わいが特徴です。
表面には粉砂糖がたっぷりとまぶされており、その見た目が白いおくるみに包まれたキリストをイメージしているともいわれています。
シュトレンは日持ちするお菓子で、焼きあがってから時間が経つにつれて味がなじんでいきます。
ドイツでは、クリスマスの4週間前から少しずつスライスして食べる習慣があります。
下描き
まず、鉛筆で下描きをします。
今回は「ふく写方式」という簡単に形を描く方法を使います。
ふく写用紙をつくる
下描きの線は後で消しゴムで消すため、市販のカーボン紙ではなく、鉛筆の複写用紙を作ります。
A6サイズのメモ用紙を4Bの鉛筆で塗りつぶします。
ペン画用紙にかさねる
下からペン画用紙、ふく写用紙、画像の用紙の順番で重ねます。
紙がずれないように、画像の用紙とペン画用紙をしっかりセロテープで固定します。
ふく写で下描きする
インクの切れたボールペンで上からなぞり、りんかくを描き写します。
タッチの方向の線や中の具材、粉砂糖、まな板の木目なども細かく下描きします。
ペン入れ
りんかくを描く
ここからペンで描きます
りんかくを描きます。
モノのおおよその形を描きます。
中の具材やまな板にできるカゲも描きます。
まな板 粉砂糖を描く
まな板の木目を描き、粉砂糖のりんかくを点描(点のタッチ)で描きます。
表面を描く
粉砂糖をさらに点描で描き足します。
側面の生地の部分や切り口のフチを描きます。
中の具材を全体のカゲを描き込む
中の具材を詳細に描き込みます。具材の質感や形状を丁寧に表現することで、リアリティが増します。
全体的にカゲを足し、立体感を強調します。特に、シュトレンの切り口やまな板のカゲをしっかり描き込むことで、奥行き感が出ます。
側面のカゲをさらに描き込む
側面のカゲをさらに暗くし、コントラストを強調します。これにより、シュトレンの立体感が一層引き立ちます。
消しゴムをかける
消しゴムをかけます。
紙を傷めないように軽い力で一方向にかけます。
強くこすった場所は、その後ペンを入れるとき線が太くなるので、力を入れすぎないように注意します。
完成
最後に全体をチェックして仕上げます。
完成です。サインを書きます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?今回は、ドイツの伝統的なお菓子「シュトレン」を題材にしたペン画の描き方をご紹介しました。
シュトレンの豊かな風味や美しい見た目をペン画で表現することで、クリスマスの雰囲気を一層楽しむことができます。
ペン画は、細かいディテールや質感を表現するのに最適な技法です。
今回の手順を参考にして、ぜひご自身でもシュトレンのペン画に挑戦してみてください。
描き上げた作品は、クリスマスのデコレーションやプレゼントとしても喜ばれることでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも様々な題材を取り上げて、ペン画の魅力をお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!