リンゴのペン画の描き方

はじめに
こんにちは、ペン画丸です。
- ペン画を始めたばかりの初心者で、描き方の基本を知りたい
- ペン画の練習に適した題材を知りたい
そんなあなたへ、ペン画でリンゴを描く方法について詳しく説明します。
リンゴは絵の定番の題材であり、初心者から上級者まで楽しめるモチーフです。
リンゴはシンプルなモチーフですが、 形や陰影、質感を丁寧に描くことで、ペン画の基本技術をしっかり学ぶことができます。
この記事を読むことで
- ペン画でリンゴを描くための具体的なステップ(下描き → ペン入れ → 陰影の描き込み)がわかる
- シンプルなモチーフを丁寧に描くことで、他のモチーフにも応用できる観察力と技術が身につく
それでは早速、ペン画の魅力あふれる世界へ一緒に踏み出しましょう!
今回使用した道具
リンゴについて

リンゴは一見丸く見えますが、実は膨らんだ五角形のような形をしています。
リンゴの花びらは通常5枚で、白から薄いピンクの花を咲かせます。
また、リンゴを輪切りにすると、 種が五角形に配置されている ことが分かります。
リンゴを描く際には、 五角形の形や面の変わり目 を意識すると、より自然に描くことができます。
下描きを描く
大まかなアタリを描く

まず、左斜め手前から光を当てたリンゴを描くことを想定します。
鉛筆を使って大まかなアタリを描きます。
リンゴの丸味の輪郭、上部のくぼみ、ヘタ、そして台に落ちる影を大まかに描きます。
下描きを細かく描く

リンゴの面に沿った線で形を表現し、下描きを細かく描いていきます。
台におちた影を線の方向を考えて描きます。
ハイライトの目安となるフチを描きます。
細部にわたって描き込むことで、後でペンで描く際に役立ちます。
ペン入れ
輪郭を描く

ここから、ペンで描き始めます。
まず外側の輪郭線をペンで描きます。
短い線をつなげて、一本の線のように描くことで、自然な輪郭を作ります。
リンゴの模様の線を描く

下描きの線をもとに、リンゴの模様に合わせた線を描きます。
面に沿った丸味のある線で描き、形を出していきます。
この時も五角形の面、形の変わり目を意識しながら描きます。
リンゴの下にできる影を横方向の線で描きます。
これにより、平らな台を表現します。
影の濃淡を調整し、リアルな陰影を作り出します。
消しゴムをかける

消しゴムを使って、 下描きの鉛筆線を軽く消します。
紙を傷めないように、 軽い力で一方向に かけるのがポイントです。
強くこすった部分は、ペン入れしたときに 線が太くなりやすい ので注意しましょう。
斑点を描く

リンゴの表面には 果点(かてん) と呼ばれる斑点があります。
この模様を描くことで、より本物らしい質感を表現できます。
リンゴは 上の部分が大きくふくらんでおり、下の部分のほうが斑点が密集 しています。
この特徴を意識しながら描きましょう。
リンゴの皮と台を描き込む

リンゴの赤い色の模様を描きます。
面に沿った線にそろえて描き、リンゴの質感を表現します。
さらに、 リンゴと台の陰影 も描き込んでいきましょう。
床にできた影は、 リンゴと接している部分が最も暗くなり、奥に向かうほど薄くなる という特性があります。
また、 リンゴが接地している部分も、通常5つの点 になっています。
影の濃い部分を 五つの接地点の周囲 にすることで、より自然な表現になります。
全体を描き込む

さらに細かく濃く描き込み、仕上げていきます。
線を重ねて、リンゴの色模様を濃くしていきます。
リンゴの陰も描き足し、暗くしていきます
完成

最後に、リンゴの上部を濃く描きます。
全体のバランスを見ながら調整し、完成です
サインを書きます。
おわりに
リンゴのペン画の描き方ガイド、いかがでしたか?
リンゴはシンプルながらも奥深いモチーフであり、描くことで多くの技術を習得することができます。
この記事を参考に、ぜひご自身の作品に挑戦してみてください。
ペン画は練習を重ねることでどんどん上達します。
最初は難しく感じるかもしれませんが、続けることで必ず成果が見えてきます。
リンゴを描くことで得たスキルは、 他のモチーフを描く際にも大いに役立ちます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。