グローブのペン画の描き方
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こんにちは、ペン画丸です。
今回は、私が描いたペン画のグローブについて詳しくご紹介します。
このグローブは、以前使っていた古いものを題材にしています。
グローブの特徴を引き出すために、カラーインクを使用しました。
今回使用した道具
- 万年筆カクノF (万年筆カクノFについて)
- 色彩雫 土筆(いろしずく つくし)水性インク (水性インクについて)
グローブについて
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今回の題材はグローブです。
グローブは、野球やソフトボールでボールを捕るために使う道具です。
主に牛革や合成皮革で作られ、耐久性と柔軟性が特徴です。
このグローブはいぜん使っていた古いもので、古くなった皮が魅力的です。
グローブのとくちょうを出しやすい向きを考えて、アングルを決めます。
下描き
ふく写用のプリントをする
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まず、下描きの準備をします。
題材の画像をA4サイズでプリントアウトします。
ふく写用紙をつくる
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プリントした紙の裏面を鉛筆で塗りつぶします。
これを「ふく写方式」と呼んでいます。
グローブと影の部分だけを塗りつぶすことで、ペン画用紙に簡単に転写できます。
ペン画用紙にかさねる
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次に、ふく写用紙をペン画用紙の上に重ね、セロテープで固定します。
インクの切れたボールペンを使って、上からなぞります。これにより、グローブの複雑な形も簡単に描くことができます。影の部分も同時に描きます。
ふく写で下描きする
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インクの切れたボールペンを使って、上からなぞります。
これにより、グローブの複雑な形も簡単に描くことができます。
影の部分も同時に描きます。
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ペン入れ
グローブのりんかくを描く
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ここからはペンで描きます。
私は万年筆F(細字)を使用し、インクの色はブラウン系です。
まず、グローブ全体の輪郭を描きます。
縫いひもや文字などの細部も描き込みます。
かたちにそったラインを描く
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グローブの形に沿った線を描くことで、立体感を表現します。
台に落ちる影や、光が当たらず暗くなっている部分も少し描きます。
これにより、グローブがよりリアルに見えます。
消しゴムをかける
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消しゴムを使って、下描きの線を消します。
紙を傷めないように軽い力で一方向にかけます。
強くこすった場所は、その後ペンを入れるときに線が太くなるので注意が必要です。
グローブを濃く描き込み
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ここからは、線を重ねてグローブを描き込み、濃くしていきます。
線の方向を変えて重ねることで、色の濃い部分や影になっている暗い部分を表現します。
全体のバランスを考えながら描き込みます。
細部の描き込み
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手首のフチや指先の部分を濃く描き込みます。
形に沿った線を意識して描くことで、よりリアルな表現が可能です。
ひもや皮の濃い部分も丁寧に描き込みます。
完成
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最後に、全体をチェックして、ひもの縫い穴を描き込み作品を仕上げます。
完成です。最後にサインを書きます。
おわりに
いかがでしたか?今回は、グローブを題材にしたペン画の描き方を紹介しました。
ペン画はシンプルな道具でありながら、非常に奥深い表現が可能です。
この記事が、あなたのペン画制作のヒントになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回の作品もお楽しみ。