コーヒーとシュークリームのペン画の描き方
こんにちは、ペン画丸です。
今回は、ペン画でコーヒーとシュークリームを描く方法をご紹介します。
コーヒーとシュークリームについて
今回の題材は白い器に乗ったコーヒーとシュークリームです。
固有色の違いを表現することに注意しながら描いていきます。
シュークリームは、フランス発祥のデザートで、外側は軽くてサクサクしたシュー生地でできており、中には甘いクリームが詰まっています。
シュークリームは、フランス語で「シュー・ア・ラ・クレーム」とも呼ばれ、シュー生地の「シュー」はキャベツを意味し、その形がキャベツに似ていることから名付けられました。
この独特な形と質感の表現を詳しく解説します。
今回使用した道具
- 万年筆カクノEF (万年筆カクノEFについて)
- 強色(つわいろ)顔料インク (顔料インクについて)
トレース準備
プリントアウト
まず、トレース台を使って描きます。
トレース台とは、光をかざして透かしてトレース(複写)する道具です。
描きたい画像をプリントアウトします。
今回は、はがきサイズの画像をプリントアウトしました。
作画用紙と合わせる
作画用紙の下にプリントアウトした紙を敷きます。
ウラ側から光を当て、透かせてなぞり描きします。
ペン入れ
輪郭を描く
次に、ペンで輪郭を描きます。
カップ、皿、コーヒーのフチなどを丁寧に描きます。
シュークリームはりんかくと、シュー生地の割れ目も描きます。
シュークリームの生地、カップのカゲを描く
シュークリームの生地とカップのカゲを描きます。生地の凹凸に注意して描きます。
カップのカーブを描くために、鉛筆でタッチの方向に下描きします。
そのタッチの方向に沿ってペンで描きます。
机の影を描く
机にできたカゲを描きます。
横方向で平行なタッチで描きます。
陰を描き加える
シュークリームのカワと陰を描きます。
カップのカゲ陰も描きたします。
コーヒーを描く
コーヒーを描きます。
下のほうがより色が濃く見えます。
まっすぐな線を描き重ねて濃さを表現します。
ハイライトの部分は白抜き(描かずに紙の白色を残す)します。
描き込み その1
カゲの部分を描き加え陰影を強くします。
コーヒーなどの線を描き足し、濃くします。
描き込み その2
シュークリームの色の濃い部分、カップの底にできるカゲなどを描き足し、濃くします。
消しゴムをかける
消しゴムをかけます。
紙を傷めないように軽い力で一方向にかけます。
強くこすった場所は、その後ペンを入れるときに線が太くなりますので、力を入れすぎないように注意します。
完成
最後に全体を見ながら描き足し仕上げます。
完成です。サインを書きます。
おわりに
今回は、ペン画でコーヒーとシュークリームを描く方法をご紹介しました。
シュークリームのカワの凹凸やカップの陰、コーヒーの濃淡など、細部にこだわることで、よりリアルな作品が完成します。
ペン画はシンプルな道具で始められるアートですが、練習を重ねることで技術が向上し、表現の幅も広がります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後も様々な題材でペン画の描き方を紹介していきますので、お楽しみに!