帽子(夏用)のペン画の描き方
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はじめに
こんにちは、ペン画丸です。
今回は、ペン画で夏用のメッシュ帽子を描く方法について詳しくご紹介します。
この記事では、トレース台を使った描き方から、細部の描き込みまで、ステップバイステップで解説します。
今回使用した道具
- 万年筆カクノEF (万年筆カクノEFについて)
- 強色(つわいろ)顔料インク (顔料インクについて)
帽子(夏用)について
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今回の題材は、夏にぴったりのメッシュ素材の帽子です。
メッシュ素材は通気性が良く、夏の暑い日にも快適に過ごせるため、多くの人に愛用されています。
特に、アウトドアやスポーツシーンで活躍するアイテムです。
このメッシュの独特の模様を表現していきたいです。
トレース準備
プリントアウト
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まずは、描きたい帽子の画像をプリントアウトします。
今回はA4サイズでプリントアウトしました。次に、トレース台を使って描きます。
トレース台とは、光を透過させて下絵をなぞるための道具です。
これを使うことで、正確な輪郭を簡単に描くことができます。
作画用紙と合わせる
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作画用紙の下にプリントアウトした画像を敷き、トレース台の光を使って透かしながらなぞり描きします。
この方法で、正確な輪郭を描くことができます。
ペン入れ
りんかくを描く
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ここからはペンを使って、帽子の輪郭を描きます。
まずは、帽子の大まかな形を捉え、全体のバランスを確認しながら進めます。
輪郭をしっかりと描くことで、後の細部の描き込みがスムーズになります。
陰を描く
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次に、帽子の陰の部分を描きます。
陰影をつけることで、立体感が生まれ、よりリアルな表現が可能になります。
陰影の描き方には、クロスハッチングや点描など、さまざまな技法があります。
自分のスタイルに合った方法を見つけてみてください。
メッシュを描く
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夏用の帽子なので、メッシュ素材の細かい穴を描いていきます。
布の縫い目で区分けされた「レンゲ」と呼ばれる部分を少しずつ描き進めます。
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メッシュの穴を描く際には、布の質感や光の当たり方を意識すると、よりリアルな表現ができます。
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ここまで帽子の「レンゲ」の部分を描きました
つばのメッシュを描く
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帽子のツバの部分も同様に、メッシュの位置を鉛筆で下描きしてからペンで描きます。
全体のメッシュを描き終えたら、次に進みます。
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ツバの部分は、帽子全体のバランスを考えながら描くことが重要です。
ツバが広がりすぎたり、狭すぎたりしないように注意しましょう。
ロゴマークと台の影を描く
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帽子が置かれている台に落ちる影も描き込みます。
また、帽子のロゴを刺しゅうの糸の方向に沿って描きます。
ロゴマークは、帽子のデザインの一部として重要な要素です。
細部まで丁寧に描き込むことで、作品全体の完成度が高まります。
メッシュの穴の中を描く
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メッシュの穴の中の影を描きます。
穴の中を暗く描き込むことで、より深みのある表現が可能になります。
メッシュの穴の中の影を描く際には、光の方向を意識して、自然な陰影をつけることがポイントです。
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帽子のかぶる「レンゲ」の部分を描き足します
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ツバの部分と描き込みます
帽子全体の陰を描きたす
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全体的に陰を描き足し、立体感を強調します。
陰影をつけることで、帽子の形状や質感がよりリアルに表現されます。
消しゴムをかける
消しゴムを使って鉛筆の下描きを消します。
紙を傷めないように、軽い力で一方向にかけるのがポイントです。
強くこすった場所は、その後ペンを入れるときに線が太くなってしまうことがあるので、注意が必要です。
完成
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全体をチェックし、必要に応じてさらに描き込みます。
サインを入れて完成です。
おわりに
今回の記事では、ペン画で夏用のメッシュ帽子を描く方法を紹介しました。
ペン画はシンプルな道具で楽しめるアートで、練習するほど上達します。
ぜひ、今回の手順を参考にして、いろいろな題材に挑戦してみてください。