アムール像のペン画の描き方
はじめに
こんにちは、ペン画丸です。
ペン画を描いております。
今回はアムール像(復刻)を題材にしました。
この記事では、アムール像を題材にしたペン画の制作過程を詳しく紹介します。
ペン画に興味がある方や、これから始めてみたいと思っている方にとって、参考になる内容をお届けできればと思います。
今回使用した道具
- 油性ボールペン (油性ボールペンについて)
- 油性インク (油性インクについて)
アムール像とは
今回の題材はアムール像(復刻)です。
アムール像は、ギリシャ神話のエロス(Eros)を表した彫像です。
エロスは恋愛と性愛を司る神で、ローマ神話ではアムール(Amor)やキューピッド(Cupido)として知られています。
古代ギリシャでは、エロスは有翼の力強い男性や若々しい青年の姿で描かれることが多かったですが、後に少年の姿をとることも増えました。
この像は、ヴァティカン美術館に収蔵されているものが有名で、紀元前1世紀頃に制作されたとされています。
エロスは弓矢や松明を持つ姿で描かれることが多く、恋愛の象徴として広く知られています。
トレース準備
プリントアウト
まず、トレース台を使って描きます。
トレース台とは、光を透過させて画像を複写するための道具です。
今回は、はがきサイズの画像をプリントアウトします。
作画用紙と合わせる
プリントアウトした紙を作画用紙の下に敷きます。
裏側から光を当てて、透かしてなぞり描きします。
ペン入れ
りんかくを描く
ここからは下描き無しでペンを使って描きます。
まず、物の大まかな形を描きます。
りんかくを描く際には、全体のバランスを意識しながら、細部にとらわれずに大まかな形を捉えることが重要です。
これにより、後の描き込み作業がスムーズに進みます。
形を出す その1
次に、暗い部分の陰を描き、形を出していきます。
目元、口元、髪の毛の凹凸を描き出すことで、立体感を強調します。
陰影をつける際には、光の方向を意識し、自然な陰影を表現することがポイントです。
例えば、光が左上から当たっている場合、右下の部分に濃い陰をつけると良いでしょう。
形を出す その2
さらに、あごや鼻筋などの細部も描き出します。
これにより、顔の表情や特徴がより明確になります。
細部を描く際には、細かい線を重ねることで、質感や立体感を表現します。
例えば、鼻筋のラインを描く際には、軽いタッチで細かい線を重ねることで、自然な陰影を作り出します。
基礎描き
髪の毛にグレーの調子をつける際には、髪の流れを意識しながら、細かい線を重ねていきます。これにより、髪の毛の質感やボリューム感を表現することができます。顔の陰の部分を描く際には、光の方向を意識し、自然な陰影をつけることが重要です。目元や鼻筋のラインも同様に、細かい線を重ねることで、立体感を強調します。
引き続き、髪の毛にグレーの調子をつけていきます
顔の陰の部分を描く際には、光の方向を意識し、自然な陰影をつけることが重要です。
目元や鼻筋のラインも同様に、細かい線を重ねることで、立体感を強調します。
顔や首、肩などに薄い調子をつける際には、全体のバランスを見ながら、軽いタッチで描いていきます。
これにより、自然な陰影を表現し、全体の調和を保つことができます。
描き込み
ここからはさらに線を重ねて描き込みます。
顔や首、髪の毛、目元、口元の暗い部分を描き込み、全体的に線を重ねていきます。
髪の毛、目、肩などもさらに描き込み、調子をつけます。
眉、口、あご、髪の毛などの細部も描き込み、全体的に暗い部分を強調します。
描き込み作業では、細かい線を重ねることで、質感や立体感を表現します。
例えば、髪の毛の描き込みでは、細かい線を重ねることで、髪の流れやボリューム感を表現します。
目元や口元の暗い部分を描き込む際には、光の方向を意識しながら、自然な陰影をつけることがポイントです。
全体的に線を重ねることで、絵に深みや立体感が増し、よりリアルな表現が可能になります。
眉や口、あごなどの細部も丁寧に描き込み、全体のバランスを見ながら調整していきます。
完成
全体のバランスや陰影を確認し、必要に応じて微調整を行います。
これにより、完成度の高い作品が仕上がります。
完成です。サインを書きます。
おわりに
今回のペン画制作では、アムール像を題材にして、その魅力を表現してみました。
ペン画は、細かい線を重ねることで立体感や質感を表現する楽しい技法です。
この記事が、ペン画に興味を持つ方々の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも様々な題材に挑戦し、ペン画の魅力を発信していきますので、どうぞお楽しみに!