題材

荷担滝(にないだき)左下のペン画の描き方

赤目の担荷滝左下
pengamaru

はじめに

こんにちは、ペン画丸といいます。ペン画を描いております。
今回は荷担滝(にないだき)左下を描きました。
この記事では、のペン画の描き方を詳しく解説します。

ペン画はシンプルな道具で初心者も始めやすい一方で、非常に奥深い表現が可能なアートです。
この記事を通じて、基本的な技術やコツを学び、あなたも素敵なペン画やイラスト作品に役立てて下さい。

今回使用した道具

荷担滝(にないだき)とは

今回の題材は荷担滝(にないだき)左下です。
荷担滝(にないだき)は、三重県名張市の赤目四十八滝の一つで、人気の滝です。

この滝は高さ8メートルで、上流に落差約3メートル、
下流に落差約5メートルの段瀑(だんばく)です。
中央にある大岩を挟んで二手に分かれて流れ落ちる様子が、荷物を担いでいるように見えることから「荷担滝(にないだき)」と名付けられました。

赤目四十八滝は、滝川の渓谷にある一連の滝の総称で、約4キロメートルにわたって続いています。
渓谷は四季折々の美しい景観を楽しめるハイキングコースとして人気があり、特に紅葉の季節には多くの観光客で賑わいます。

トレース準備

プリントアウト

今回はトレース台を使って描きます。
トレース台とは、光をかざして透かしてトレース(複写)するための道具です。

まず、描きたい画像をプリントアウトします。
今回はA4サイズの用紙を使用しました。

作画用紙と合わせる

作画用紙の下に、画像をプリントアウトした紙を敷きます。

トレース台の光を使って、裏側から光を当てることで、画像を透かして見えるようにします。

これにより、画像を正確になぞり描きすることができます。

ペン入れ

基本描き

今回はトレース台を使用しているため、下描き無しで直接描きます。

全体をある程度描いてから細部を描いていきます。

上から描きはじめます。

左上の岩を描きます。コケが生えているので、点線の輪郭をかきます。
イワタバコという白い小さな花や葉も描きます。

右上の部分を描きます。
コケの他にシダ、草、ツル等も描きます。

滝の左側の岩と植物を描きます。
草や花、コケなどが生えています。

大小さまざまな草が生えています。
線のタッチを変えて描きます。

滝の右側を描きます。
右側は比較的植物が少なく岩が出ています。

滝と岩の大まかなかたまりを描きます。

滝の水を描きます。
上から描き始めます。
落ちる水を短いカーブした線で表現します。

滝の中段部分を描きます。
滝の水と、岩を描きます。

下記の中央部分を描きます。
細かい岩の段差に合った短い線でかきます。

滝の中段の右側を描きます。

滝の下段部分を描きます。
上中段部分と比べて長い線でかきます。

滝の下段右側を描きます。
岩があり水が斜め方向にとびます。

滝の左側下段の岩を描きます。
この部分は植物が少なく、濡れた岩が出ています。

滝の右側下段を描きます。
滝のそばは水で削られた平らな部分と外側は凹凸が大きくなります。

描き込み その1

ここからは線を加えて描き込みます。

滝の上の岩を描き込みます。
コケを細かい点のタッチで表現します。

滝の左側を描き込みます。
岩や葉っぱのカゲを描き加えます。

滝の左側中段の岩を描き込みます。
岩肌、コケ、草、花を描きます。

滝の右側と描き込みます。
ここは草花が少ないので細かい点で描きます。

滝底のしぶきと水面を描きます。
しぶきは点で描きます。
水面は暗く見えるので、濃く描き込みます。
小さい波を短い線で表現します。

描き込み その2

さらに線を重ねて描き込みます。
斜線のタッチで影を出します。


上の部分から斜線で陰を描きます。

滝の左側に斜線で描き込みいます。
岩肌の陰を描きます。

滝の右側を描き込みます。
斜線を重ねて陰を表現します。

滝の右側下段を描き込みます。
岩肌にあわせたタッチを重ねて、影を描きます。

滝の左側下段を描き込みます。
岩が細かい凹凸がありその形に合わせて、線を重ねます。

描き込み その3

滝の水と岩を描きます。
水が落ちるタッチで線を重ねます。

滝の下段部分のを描き込みます。
滝の間から見える岩も、水が落ちるタッチに合わせて描きます。

完成

最後に全体をチェックをして仕上げます

完成です。サインを書きます。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
ペン画は、シンプルな道具で初心者も気軽に始められる一方で、非常に奥深い表現が可能です。

今回は風景を描きました。
風景は時間と根気のいる題材ですが、完成した時は大きな達成感を得られます。

この記事を通じて、ペン画の楽しさと奥深さを感じていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、皆さんも自分だけのペン画作品に挑戦してみてください。

ABOUT ME
ペン画丸
ペン画丸
ペン画家
こんにちは。 ペン画丸といいます。 ペン画を描いております クローディア・ナイス著 「ペン&インク」という本をきっかけに、リアルなペン画に興味を持ちました。 ペン画は紙とペン(とインク)があれば気軽にはじめるコトができます。 ブログサイト「ペン画丸のペン画」で、ペン画の楽しさを広めていきたいです。
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