ロバのペン画の描き方
はじめに
こんにちは、ペン画丸と申します。
今回はロバを題材に選びました。
ロバはその独特な表情と魅力的な姿で、多くの人々に愛されています。
この記事では、ロバのペン画を描くプロセスを詳細にご紹介します。
今回使用した道具
ロバとは
ロバ(驢馬、馿馬)は、ウマ科ウマ属ロバ亜属に属する哺乳動物です。
特徴
体格:ロバはウマよりも小型で、耳が大きく尖っています。
性格:非常に頑固で、新しい環境に適応するのが難しいと言われています。
生態:乾燥した環境や山道などの不整地に強く、少ないエサでも生存できます。
寿命:飼育環境によっては30年以上生きることもあります。
歴史と利用
ロバは約5000年前にアフリカで家畜化され、古代から乗用や荷物の運搬などに利用されてきました。非常に強健で粗食に耐えるため、管理が楽な点が特徴です。
ロバはその頑健さと適応力から、過酷な環境でも生き抜く力を持っています。
これが、古代から現代に至るまで人々に愛されています。
このロバもとても愛らしい顔をしています。
動物を描くのはとても楽しいです。
トレース準備
プリントアウト
今回はトレース台を使って描きます。
トレース台とは、光をかざして透かしてトレース(複写)する道具です。
画像をプリントアウトします。
今回はA4サイズです。
作画用紙と合わせる
作画用紙の下に画像をプリントアウトした紙を敷きます。
裏側から光を当て、透かしてなぞり描きします。
ペン入れ
輪郭を描く
下描きはせず、そのままペンで描きます。
輪郭を描きます。
物のおおよその形を描きます。
毛の生え方に合わせて外側のラインも描きます。
全体の毛を描く
毛の向きに合わせて頭全体を描きます。
毛の流れや方向に注意しながら、細かい部分まで丁寧に描きます。
特に、毛の密度や質感を表現するために、線の太さや間隔を調整します。
目と鼻のあなを描く
目と鼻の穴を描きます。
この絵で最も黒く表現する部分です。
目の輝きや陰影を細かく描き込み、リアルな表情を出します。
鼻の穴も同様に、深みを持たせるために濃淡をつけて描きます。
鼻と耳を描く
耳と鼻を描きます。
耳も毛の向きに合わせて描きます。
耳の内側と外側の毛の違いを表現するために、線の方向や密度を変えます。
鼻の短い毛は点描(ペンで点をつくように描く方法)で描きます。
鼻の暗くなっている部分は、形に沿った線で描きます。
鼻の質感や立体感を出すために、細かい線を重ねて描きます。
たてがみのカゲを描く
ここから全体の陰を描いていきます。
まず、たてがみを描き足します。
たてがみの毛の流れやボリュームを意識しながら、影をつけて立体感を出します。
首のカゲを描く
首の下の部分を描き足します。
毛の流れが変わる部分に気を付けて描き足します。
首の筋肉や骨格の影を細かく描き込み、リアルな質感を出します。
額のカゲを描く
額の部分を描き足します。
目の上の部分は毛の向きが複雑になります。
額の骨格や筋肉の影を丁寧に描き込み、立体感を強調します。
頬のカゲを描く
頬の部分を描き足します。
骨格でできる陰と筋肉の筋にできる陰で形が見えてきました。
頬の毛の流れや質感を細かく描き込み、リアルな表情を出します。
鼻のカゲを描く
鼻と目元を描き足します。
鼻は点描と形に沿った線で描き足します。
鼻の質感や立体感を出すために、細かい線を重ねて描きます。
描き込み その1
全体を描き込みます。
細かい陰を描きます。
毛の流れや質感を細かく描き込み、リアルな表情を出します。
描き込み その2
引き続き全体を描き込みます。
鼻の穴も黒くします。
細かい部分まで丁寧に描き込み、完成度を高めます。
完成
全体のバランスを見ながら仕上げます。
完成です。サインを書きます。
おわりに
今回の記事では、ロバのペン画を描くプロセスを詳しくご紹介しました。トレース台を使った下描きから、細部の描き込みまで、ステップバイステップで解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ペン画はシンプルな道具でありながら、非常に奥深い表現が可能です。動物の毛の質感や陰影を描くことで、リアルな表情を引き出すことができます。
これからも様々な動物を題材に、ペン画の魅力を発信していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回もお楽しみに!