マガモ(メス)のペン画の描き方
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はじめに
こんにちは、ペン画丸と申します。
- ペン画を始めたいけれど、何を描けばいいのかわからない
- ・動物を描くのは難しそう…
そんなふうに感じたことはありませんか?
この記事では、初心者の方でも簡単に挑戦できる「マガモ(メス)」のペン画の描き方を詳しく解説します。
今回のガイドでは、道具選びからトレースの方法、ペン入れのコツまで、順を追って丁寧に紹介しているので、ペン画を描いたことがない方でも安心して進められます。
この記事を読むことで、リアルなペン画を仕上げる技術が身につきます。
それでは、ペン画の魅力あふれる世界へ一緒に踏み出しましょう!
今回使用した道具
- 万年筆カクノEF (万年筆カクノEFについて)
- 強色(つわいろ)顔料インク (顔料インクについて)
マガモ(メス)について
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今回の題材はマガモ(メス)です。
マガモ(学名:Anas platyrhynchos)は、日本を含む北半球の広範囲に生息するカモの一種です。
特に冬に日本へ渡ってくる冬鳥として知られ、一部は留鳥として年間を通じて見られます。
特徴:
オス(雄):頭がエメラルドグリーン、黄色いくちばし、栗色の胸
メス(雌):茶色の斑模様、オレンジがかった黒のくちばし、地味な色合い
保護色:メスは巣を守る際に敵から見つかりにくいように地味な色をしている
トレース準備
プリントアウト
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今回はトレース台を使って描きます。
トレース台とは、光をかざして透かしてトレース(複写)するための道具です。
まず、描きたい画像をプリントアウトします。
今回はハガキサイズの用紙を使用しました。
作画用紙と合わせる
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作画用紙の下に、画像をプリントアウトした紙を敷きます。
トレース台の光を使って、裏側から光を当てることで、画像を透かして見えるようにします。
これにより、正確に画像をなぞり描きすることができます。
ペン入れ
輪郭を描く
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鉛筆の下描きはせず、ペンで描きます。
輪郭を描きます。
頭、首の模様を描く
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頭から模様を描いていきます。
羽の方向のタッチを意識して描きます。
胴体の模様を描く
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胴体の模様を描いていきます。
この部分は羽の形が目立ってきます。
尾の模様を描く
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尾の羽の模様を描きます。
羽の方向を意識します。
クチバシと翼を描く
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クチバシと翼を描きます。
クチバシは形に沿ったタッチで描きます。
翼は羽の形を意識して描きます。
目と足を描く
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目と足を描きます。
足はうろこのような模様と水かきを意識して描きます。
影を描く
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足元の影を描きます。
頭の模様も濃くします。
完成
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最後に全体の模様を描き込みます。
全体のバランスを見ながら仕上げます
完成です。サインを書きます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ペン画は、シンプルな道具だけで繊細な表現ができる魅力的な技法です。最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し練習することで着実に上達します。
自然の生き物を描くことで、観察力が養われるだけでなく、ペンのタッチによる表現の幅も広がります。今回の描き方を参考に、ぜひ他の鳥や動物にもチャレンジしてみてください。
今後もさまざまなペン画の技法や題材を紹介していきますので、ぜひまたチェックしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。