アジサイのペン画の描き方
はじめに
こんにちは、ペン画丸といいます。
ペン画を描いております。
今回は、アジサイを題材にしたペン画の描き方をご紹介します。
この記事ではアジサイのペン画の描き方を詳しく解説します。
今回使用した道具
- 万年筆カクノEF (万年筆カクノEFについて)
- 強色(つわいろ)顔料インク (顔料インクについて)
アジサイとは
今回の題材はアジサイ(紫陽花)です。
アジサイ(紫陽花)は、日本が原産の落葉低木で、梅雨の時期に美しい花を咲かせることで知られています。
アジサイの花は、実際には花びらではなく「ガク」と呼ばれる部分が色づいているのが特徴です。
装飾花(そうしょくか)と呼ばれています。
アジサイの花の色は、土壌のpHによって変わります。
酸性の土壌では青系、アルカリ性の土壌では赤系の花が咲きます。
日本の土壌は酸性が多いため、青系や紫系のアジサイが多く見られます。
今回は青みのあるアジサイを描きました。
トレース準備
プリントアウト
まず、トレース台を使って描く準備をします。
トレース台とは、光をかざして透かしてトレース(複写)するための道具です。
描きたいアジサイの画像をA4サイズでプリントアウトします。
作画用紙と合わせる
次に、作画用紙の下にプリントアウトした画像を敷きます。
トレース台の光を使って、画像を透かせてなぞり描きします。
この方法を使うことで、正確な輪郭を描くことができます。
ペン入れ
りんかくを描く
ここからペンで描きます
まずは、りんかくを描きます
装飾花の輪郭を左上から描き始めます
ここからはペンで描いていきます。
まずは装飾花の輪郭を左上から描き始めます。
右利きの人の場合、左上から描き始めると右手で絵をこすって汚しにくくなるためです。
装飾花のかたまりを描いていきます。
装飾花のりんかくを描き終えました。
次に葉、茎、鉢などの輪郭を描きます。
装飾花を描く
装飾花を細かく描いていきます。
装飾花には、花びらのように中央に向かっていく模様があります。それを参考に形に沿った線を描きます。
装飾花を描きました。
葉を描く
次は葉を描きます。
葉の形に合わせたタッチの線を重ねて描きます。
アジサイの葉は葉脈に合わせて細かい凹凸があります。
茎や鉢の部分も形に沿ったタッチで描きます。
葉の描き方には、葉脈を強調することでリアルさを増す方法があります。
茎や鉢の部分も描きます。
いずれも形に沿ったタッチです。
葉まで描きました。
装飾花の仕上げ
さらに装飾花を描きこみ仕上げていきます
線を加え装飾花の青色を表現します
さらに装飾花を描き込み、仕上げていきます。
線を加えて装飾花の青色を表現します。
手前の装飾花はそれほど青みが強くないので、少し薄く描きます。
装飾花の仕上げには、影をつけることで立体感を出す方法があります。
色味と陰影を組み合わせて表現します。
葉の仕上げ
ここからは、葉、茎、鉢を描き込み仕上げていきます。
線を重ねて葉脈や葉の凹凸を目立たせます。
茎の陰や鉢の内側なども描きます。
葉の仕上げには、光と影を意識して描くことで、よりリアルな表現が可能です。
茎や鉢の部分も同様に、光と影を意識して描きます。
完成
最後に全体を仕上げます。
装飾花の内側の暗くなっている部分を描き、全体をチェックして完成です。
最後にサインを書きます。
おわりに
アジサイのペン画の描き方ガイドをお読みいただき、ありがとうございました。
アジサイの美しい装飾花や葉を描くことで、ペン画の楽しさを感じていただけたでしょうか?
ペン画は、細かい線を重ねて表現する魅力的な技法です。
今回のガイドが、あなたの創作活動に少しでも役立てば嬉しいです。
ぜひ、アジサイ以外の植物や風景にも挑戦してみてください。